- 予算区分
- BY 環境-委託請負
- 研究課題コード
- 0808BY004
- 開始/終了年度
- 2008~2008年
- キーワード(日本語)
- 遺伝子組換え生物,グリホサート,グルホシネート,除草剤耐性,,ナタネ,ダイズ
- キーワード(英語)
- GENETICALLY-MODIFIED ORGANISM, GLYPHOSATE, GLUFOSINATE, HERBICIDE-RESISTANCE, OILSEED RAPE, SOYBEAN
研究概要
国内で使用(食品加工用または飼料用に輸入)されている遺伝子組換え生物のうち、ナタネについて、生物多様性影響につながる現象が生じていないかどうかを監視するため、遺伝子組換え(GM)ナタネの一般環境中での生育状況や導入遺伝子の拡散状況を調査する。また、GMダイズの生物多様性影響に関する科学的知見の充実を図る観点から、GMダイズとその近縁野生種との交雑における除草剤耐性遺伝子の遺伝様式及び安定性に関する情報を得る。
研究の性格
- 主たるもの:行政支援調査・研究
- 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備
全体計画
主要港湾地域の幹線道路沿い及び後背地の河川敷等から採集されたナタネ類の種子等の試料に対して、除草剤(グリホサート、グルホシネート)耐性試験、免疫クロマトグルフィーによる除草剤タンパク質の検出、及びPCR等による除草剤耐性遺伝子の解析を行う。また、人工交配により作成したダイズとツルマメの雑種に対してグリホサート耐性遺伝子の安定性及びその発現により付与される形質(除草剤耐性)の程度を調べる。
今年度の研究概要
これまでに、関東・東海・関西・九州地方の港湾地域やその付近の幹線道路沿いと河川敷における除草剤耐性GMナタネの生育が確認されている。また、除草剤グリホサートとグルホシネートに対する耐性を併せ持つGMナタネの種子が検出され、各々の除草剤耐性を持つGMナタネ間で交配が生じている可能性が示唆されている。
引き続きGMナタネの一般環境中での生育状況と除草剤耐性遺伝子の拡散状況について、東海地方を中心とした調査を行う。また、GMダイズとツルマメのF1雑種について、ツルマメとの戻し交配系統を作成し、グリホサート耐性遺伝子の安定性と耐性の程度を調べる。
備考
共同研究者:自然環境研究センター,永津雅人
- 関連する研究課題
- 0 : その他の研究活動
課題代表者
佐治 光
担当者
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青野 光子生物多様性領域
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久保 明弘