外来水生植物の侵入と定着に関する研究（平成 20年度）
A study on invasion and establishment of exotic aquatic macrophytes

研究概要

外来水生植物である、淡水生の水草コカナダモ、海産生の海藻アオサの一種を主な材料として、それらの種の我が国における侵入状況、定着状況を、文献および現地モニタリングによって明らかにする。定着に関する特性については室内実験を交えて検証する。

研究の性格

• 主たるもの：モニタリング・研究基盤整備
• 従たるもの：基礎科学研究

全体計画

全国へ侵入した北米原産の水草で帰化種であるコカナダモや海藻アオサ類について、その分布パターンや遺伝的多様性、および物質循環への寄与を解析する。主に、文献による全国への侵入状況の整理、特定の侵入地に関するリモートセンシングおよび画像解析を活用した分布拡大の把握、侵入後の定着過程に関する環境要因の変遷の把握、定着後の推移の追跡を行う。

今年度の研究概要

今年度は主に海藻アオサ類の我が国への侵入に関する情報整理と主に東京湾水域への侵入過程を整理する。

備考

共同研究者：石井裕一（茨城県霞ヶ浦環境科学センター）