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SKYNET観測網によるエアロゾルの気候影響モニタリング(平成 20年度)
Monitoring of climatic effects by aerosols using SKYNET observation network

予算区分
CC 文科-海地
研究課題コード
0610CC995
開始/終了年度
2006~2010年
キーワード(日本語)
エアロゾル,モニタリング,気候変動
キーワード(英語)
AEROSOL, MONITORING, CLIMATE CHANGE

研究概要

インド・東南アジアを含む東アジアの観測空白域に、エアロゾル・雲・放射系を統合的に観測し、同地域および世界の気候変化、植生変化等の研究に資する観測システムを構築する。IPCC報告書にあるように、特にエアロゾル・雲過程の不確定性を早急に縮小させることが緊急に必要な課題であり、そのための高精度観測網の整備及び解析体制を整えることが目標である。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

2006-2008年度:SKYNETサイトを中心(一部の協力観測サイトを含む)として、エアロゾル・雲・放射の物理パラメータ計測の為の観測ネットワークを完成させ、自動計測・転送・解析・ウェブ公開に至る処理システムを構築、実現させる。計画したSKYNETサイトでの研究期間におけるエアロゾル・雲・放射に関わる整合性のあるフルセットのデータベースを完成、公開する。
2009-2010年度:衛星解析分野、モデリング分野との連携を深め、検証上の問題点を検討し、次期観測システム提案へのフィードバックを図る。観測・解析システムのそれぞれの国への技術移転を図り、一般化を目指す。本システムで使用した計測器のうち可能なものは、現業で使えるようにするための改善要件を提案する。特に、商用化の可能な機器、解析システムについてはその努力を行う。

今年度の研究概要

国立環境研究所では、引き続き2波長偏光ライダーの自動運転による雲・エアロゾルの鉛直分布連続観測とエアロゾル光学特性の観測を行ない、スカイラジオメータと同期した観測データセットを構築する。

備考

代表者 千葉大学 環境リモートセンシング研究センター 高村 民雄

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

杉本 伸夫

担当者

  • 松井 一郎
  • portrait
    清水 厚地域環境保全領域