- 予算区分
- BY 環境-委託請負
- 研究課題コード
- 0810BY001
- 開始/終了年度
- 2008~2010年
- キーワード(日本語)
- 温室効果ガス観測技術衛星,検証,二酸化炭素,メタン,フーリエ分光計,直接測定,エアロゾル,スカイラジオメーター,ライダー
- キーワード(英語)
- GOSAT(Greenhouse gases Observing SATellite), validation, carbon dioxide, methane, Fourier transform spectrometer, in-situ measurement, aerosol, skyradiometer, lidar
研究概要
環境省、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、独立行政法人国立環境研究所(NIES)は宇宙から主要な温室効果ガスである二酸化炭素やメタンの濃度を測定するGOSAT(温室効果ガス観測技術衛星)プロジェクトを進めている。GOSATの搭載センサ(TANSO)は、平成20年度に衛星本体に搭載され、冬期にH2Aロケットにより打ち上げられる。衛星打ち上げ後3ヶ月の動作初期チェックの後、GOSATによる定常観測が開始される。GOSAT観測データから導出されたプロダクト、すなわち二酸化炭素やメタンの濃度を信頼できるGOSATプロダクトとするためにはデータ質の検証を行うことが必須である。本業務では検証に関わる業務を実施することを目的とする。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:
全体計画
GOSATプロダクトの検証、データ処理アルゴリズムの検証をNIESが行うにあたり、
1)検証業務事務作業、
2)検証観測装置設置及び整備・動作試験、検証データ取得、
3)検証解析、
4)メタン漏洩検知検証、
5)検証結果(上記1)〜4)の成果)について専門家からの助言を求めるためのGOSATサイエンスチームの運営等を、3年間(会合は1〜2ヵ月に1回程度開催)にわたり実施する。
今年度の研究概要
1)検証計画・検証実施計画の更新、検証データの入手交渉、検証データ取得、検証解析処理システム開発の補助、検証に関する研究公募の補助を行う。
2)打ち上げ前のデータ処理アルゴリズム検証、検証観測装置の設置と動作試験、温室効果ガスの航空機観測装置の新規設置と動作試験、及び他衛星観測データの取得を行う。
3)衛星打ち上げ後に検証解析処理システムを用いて検証データ質の確認、整理、GOSATプロダクトと検証データとの相関処理、図示化を行う予定である。本年度はそれら作業の準備を整える。
4)メタン漏洩に関する国内外における調査、メタン漏洩検知検証準備と確認を行う。
5)GOSATサイエンスチーム会合の運営及び研究公募の実施と評価に必要な事務作業を行う。
備考
当課題は、研究分野112「衛星利用による二酸化炭素等の観測と全休炭素収支分布の推定」(課題コード0610AA102)および「GOSATデータ定常処理運用システム開発・運用」(課題コード0610AL917)にも関連する。
課題代表者
内野 修
担当者
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森野 勇地球システム領域
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横田 達也
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荒木 光典