- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 0610AE411
- 開始/終了年度
- 2006~2010年
- キーワード(日本語)
- 食物連鎖,雑食者,両側回遊魚,底生動物,羽化発生
- キーワード(英語)
- FOOD CHAIN, OMNIVORE, AMPHIDROMOUS FISH, BENTHIC ANIMAL, EMERGENCE
研究概要
環境変動下における生態系の変化とその仕組みを解明するためには、生態系自体とそれを構成する生物種、なかでもキーストーン種の挙動を把握することが重要である。そこで、本研究ではそのための包括的手法の開発と変化実例の調査を通じてキーストーン種の保全・管理が生態系保全に与える効果の把握を目指す。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
水域生態系を主な対象として、そのキーストーン種を判別する。次に、その生物種の生態系食物連鎖上の地位と集団規模を推定し、生態系全体との関連を知る。同時に、そのための適切な調査手法を開発する。さらに、生態系に影響を与える要因、生息場所分断化や生息環境汚染などの影響を以上の方法で評価する。
今年度の研究概要
河川において、オイカワの栄養的地位と海からのアユ遡上量との間の量的関係を観測し、海からの生物加入が河川生態系構造を変化させているかどうかを検討し、河川改修あるいは気候変化の影響を評価するための基礎情報を得る。また、霞ヶ浦の底生動物アカムシユスリカの発生量観測を継続し、現在霞ヶ浦に起きつつある生態系変化との関連を検討し、当ユスリカの大発生が再発するかどうかの予測に役立てる。
- 関連する研究課題
- 0 : その他の研究活動