ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

微生物の環境利用およびその影響評価に関する研究(平成 19年度)
Studies on the application of microorganisms for the preservation of the environment and its risk assessment

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0610AE460
開始/終了年度
2006~2010年
キーワード(日本語)
微生物分解,環境汚染物質,遺伝子組換え
キーワード(英語)
BIODEGRADATION, ENVIRONMENTAL POLLUTANTS, GENETICALLY ENGINEERED

研究概要

環境保全・浄化に向けて微生物機能を積極的に活用していくための基礎技術並びに影響評価法の開発を目的とする。そのために本研究では、1)有機塩素化合物、油、重金属等の環境汚染物質を分解・除去する微生物の探索を行い、その機能の解明および強化を試み、環境保全に有用な微生物を開発する、2)これら有用微生物あるいは組換え微生物の微生物生態系への影響を分子生物学的手法により解析するとともに新たな評価手法の開発を目指す。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

1)各地の土壌試料より、環境汚染物質分解・浄化機能を持つ分解混合培養系を探索し、さらに分解微生物の純粋培養を行うともに、得られた微生物の遺伝子情報等菌学的特性を明らかにする(18年度〜22年度)。フラスコ・カラムを用いた分解除去試験を行い、分解特性を明らかにし、効率よく微生物を活用するシステムを構築する(20年度〜22年度)
2)マイクロコズムを作成し、有用微生物、組換え微生物が微生物生態系に及ぼす影響を分子生物学的手法により解析する(18年度〜22年度)。影響を受ける微生物を特定するとともに微生物間の相互作用を詳細に解析し、これら微生物の応答性の影響評価への応用の可能性について考察する(19年度〜22年度)。

今年度の研究概要

前年度までのマイクロコズム試験で検出された、組換え微生物等の培養微生物の接種により影響を受ける微生物の特定及び分離を行う。分離した微生物の増殖特性等の菌学的性質を明らかにするとともに、組換え微生物との2者培養等を行い微生物間コミュニケーションの可能性を探る。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動(水土壌圏環境研究領域)

課題代表者

岩崎 一弘

  • 企画部
  • フェロー
  • 理学博士
  • 農学,生物学
portrait