- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 0307AE532
- 開始/終了年度
- 2003~2007年
- キーワード(日本語)
- 環境放射能,降下物,エアロゾル,東アジア,線量,砂漠化,Pb-210,Be-7,Cs-137
- キーワード(英語)
- ENVIRONMENTAL RADIOACTIVITY, DEPOSITION, AEROSOL, EASTERN REGION OF ASIA, DOSE, DESERTIFICATION, Pb-210, Be-7, Cs-137
研究概要
地殻中の天然放射性核種である 238U や 232Th の壊変生成物で大気中に存在する 222Rn (ラドン), 210Pb, 212Pb と主に成層圏を起源とする宇宙線生成核種の 7Be 及び大気圏核実験由来の 137Cs 等について、東アジアにおける大気中濃度から、これらの核種の挙動を明らかにする。これらの放射性核種の濃度変動を指標として、環境汚染物質の移動や砂漠化等の環境変化の解明を行う。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備
全体計画
つくばにおける大気中の 210Pb, 212Pb, 7Be 濃度のレベルとその濃度変動を観測する。東アジア地域の中国と日本への大気輸送過程の途中に位置する韓国においても同様の観測を行い、大気中濃度のレベルと核種の挙動を明らかにする。
今年度の研究概要
つくばにおいてエアロゾル中の 210Pb, 212Pb, 7Be, 137Cs 等環境中の放射性核種濃度の測定を行う。中国大陸では最近大規模な黄砂が多発し、国土の砂漠化が進行している。砂漠化の指標となると思われる中国大陸で過去に行われた大気圏核実験由来の 137Csが付着した再浮遊塵がつくばで採取するエアロゾル中に検出されるかどうかについて観測する。
- 関連する研究課題
- 0 : その他の研究活動(水土壌圏環境研究領域)