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環境標準試料の作製と評価に関する研究(平成 18年度)
Study on Environmental Certified Reference Materials

予算区分
AD 基盤ラボ
研究課題コード
0610AD474
開始/終了年度
2006~2010年
キーワード(日本語)
環境標準試料
キーワード(英語)
ENVIRONMENTAL CERTIFIED REFERENCE MATERIAL

研究概要

環境中での事象変動や物質の顕在化を調査・解明をするためには、対象試料の採取・化学的分析による一次データが基本となることが多い。その分析値の信頼性確保のために、環境標準試料による一次データの精度管理が重要な役割を担う。環境分析における正確さを担保する、いわゆるリファレンス機能物質としての性格を有す環境標準試料の作製と提供を知的基盤研究事業として、継続的に推進することを目標としている。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

平成18年度:頒布完了した試料のうち「茶葉」の作製準備に入る他、保存試料の安定性試験や粒径分布などの基本的項目の測定も開始する。
平成19年度:引き続き再調整試料の作製準備と、保存試料の安定性試験などを行う。社会的にニーズの高い試料に関するアンケートの中間的とりまとめを行う。
平成20-22年度:再調整あるいは新規標準試料の作製を検討する他、既存試料の保存性チェックなども行う。

今年度の研究概要

今年度は、「都市大気粉塵」標準試料の完成と在庫がなくなった「茶葉」標準試料の作製準備をする他、化学環境領域の支援により「有機ヒ素汚染米」の標準試料化を目指す。また、既存試料の安定性試験と試料に関する基本的項目(粒径分布など)の追加測定も開始する。

関連する研究課題
  • 0 : 環境標準試料及び分析用標準物質の作製、並びに環境試料の長期保存(スペシメンバンキング)

課題代表者

西川 雅高

担当者

  • 佐野 友春
  • 高木 博夫
  • 森 育子
  • 伊藤 裕康
  • 柴田 康行