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大気中非メタン炭化水素の成分別リアルタイム測定システムの開発に関する研究(平成 18年度)
Development of real-time moitoring system for non-methane hydrocarbons in the atmosphere

予算区分
BD 環境-環境技術
研究課題コード
0607BD963
開始/終了年度
2006~2007年
キーワード(日本語)
非メタン炭化水素,モニタリング
キーワード(英語)
non-methane hydrocarbons, monitoring

研究概要

光化学オキシダントは、工場や自動車から排出される窒素酸化物と非メタン炭化水素が紫外線を受けて光化学反応により二次的に生成されている。近年、窒素酸化物の削減が進んでいるにも関わらず、環境基準を大きく上回る高濃度オキシダントの出現が再び大きな問題となっている。その原因解明のためには、反応性の異なる個別の炭化水素濃度の情報が必要である。本研究では、非メタン炭化水素の連続GC測定と自動解析システムを組み合わせることにより、ほぼリアルタイムで炭素数2〜7の炭化水素濃度を報告するシステムの構築を目指す。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

自動大気濃縮装置とキャピラリーガスクロマトグラフを組み合わせて、非メタン炭化水素の成分別連続(毎時間)測定システムを構築する。ガスクロマトグラフデータの経験的解析手法を数式化し、C2〜C7炭化水素の同定・定量ソフトを作製する。さらに、インターネットを介したデータ転送とリモート制御の機能を付加して、観測値の即時解析を可能にすると共に長期間の安定運転を確保する。 

今年度の研究概要

自動大気濃縮/ガスクロマトグラフシステム(GC)を製作し、分析条件の最適化を行う。インターネットを介したGCリモート制御、データ転送機能を付加し、予備的な連続観測を実施する。ガスクロマトグラフデータの経験的解析手法を数式化して、C2〜C7炭化水素の同定・定量ソフトを作製すると共に、過去の観測データ1ヶ月分を試験的に解析し、問題点を解決する。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動(化学環境研究領域)

課題代表者

横内 陽子