ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

21世紀の炭素管理に向けたアジア陸域生態系の統合的炭素収支研究.(平成 18年度)
Carbon budget in Tropical Forest Ecosystems

予算区分
BA
研究課題コード
0206BA830
開始/終了年度
2002~2006年
キーワード(日本語)
土壌呼吸,炭素循環,分解,炭素蓄積,熱帯林
キーワード(英語)
SOIL RESPIRATION, CARBON BUDGET, DECOMPOSITION, CARBON STOCK, TROPICAL FOREST

研究概要

物質循環や森林動態に関する多くのデータが蓄積されている半島マレーシアのパソ保護林を中心に、現地調査及び既存データの収集を行い、炭素循環に関する積み上げモデルと林冠面での二酸化炭素フラックスデータの整合性などについて検討を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

熱帯林の炭素循環(地上部現存量や土壌呼吸、分解過程)を明らかにし、地球気候変動に対して熱帯林破壊や劣化がどのような影響力を与えるのかについて検討を行う(14〜16年度)。地上踏査を中心とするコンパートメントモデルによる炭素循環と、林冠面での二酸化炭素フラックス測定との整合性について検証を行い、より精度の高い炭素収支モデルの構築を図る(17〜18年度)。

今年度の研究概要

森林内の土壌呼吸やリター分解、倒木分解、リターの分解プロセスなどの時空間的変動について重点的に調査を行う。さらに季節的な変動(雨量、温度)と上記の炭素循環プロセスとの関係について解析を行う。また森林の炭素貯留量、吸収能を広域的に評価するためのスケールアップ技術の開発を推進し、エコシステムサービスの評価手法の充実を図る。

備考

課題代表者:及川武久(筑波大学)
共同研究機関:鹿児島大学,(財)自然環境研究センター

関連する研究課題
  • 0 : 地球環境研究センターにおける研究活動

課題代表者

藤沼 康実

担当者