- 予算区分
- KZ その他公募
- 研究課題コード
- 0506KZ959
- 開始/終了年度
- 2005~2006年
- キーワード(日本語)
- 生活の質, 行動様式, リサイクル
- キーワード(英語)
- quality of life, behaviour, recycle
研究概要
環境に配慮した行動様式(以下、環境行動)は、エネルギー消費の抑制、ひいては二酸化炭素の排出抑制に関連することがいわれている。先行研究において、環境行動と関連する要因としては、性別、年齢、社会経済階層、子供の有無などが明らかにされた。近年、日本経済は回復の兆しをみせているが、失業率は高水準であり、自殺率は高水準である。また、軽度以上のうつ状態の有病率は37%、中程度以上の有病率は14%程度であることを示している。うつ状態は、行動様式に影響を与えているものと考えられ、うつ状態にある者は健常時と比較し、生活行動様式が変化するものと考えられる。このようなことから、うつ状態が環境行動と関連している可能性があるが、これらの関連にかかわる先行研究はこれまでになされていない。そこで、本研究の目的は、うつ状態を含めた主観的な健康状態、即ち、健康関連の生活の質(Health-related Quality of Life: HRQOL)と環境行動とが関連しているか否かを研究することである。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:政策研究
全体計画
2005年度は先行文献による調査ならびに質問紙の作成を行う。2006年度は質問紙による調査ならびに解析を行う。
今年度の研究概要
本年度は健康関連QOLの特性につき先行文献による調査ならびに、当該分野の研究者との意見交換を経て、質問紙の作成を行った。また、次年度の準備として、調査会社の選定ならびに調査会社と調査スケジュールの打ち合わせを行った。
課題代表者
山崎 新
- 環境リスク・健康領域
エコチル調査コアセンター - センター長
- 博士(社会健康医学)
- 医学