ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

高分解能大気海洋モデルを用いた地球温暖化予測に関する研究(平成 17年度)
Study on future climate change projection using a high-resolution coupled ocean-atmosphere general circulation model

予算区分
CE 文科-振興費
研究課題コード
0306CE525
開始/終了年度
2003~2006年
キーワード(日本語)
地球温暖化, 将来予測, 高分解能気候モデル,
キーワード(英語)
GLOBAL WARMING, FUTURE PROJECTION, HIGH-RESOLUTION CLIMATE MODEL,

研究概要

現在の知見で最も確からしい地球温暖化に関する予測情報を提供し、温暖化対策や適応策などの政策決定に寄与することを目的とする。そのために本研究では、高分解能大気海洋結合モデルを開発して地球温暖化予測実験を行い、これまでの研究では不十分であった地球温暖化に伴う地域的な気候変化や、台風の数や集中豪雨・豪雪の発生の増減など地球温暖化に伴う異常気象の変化の予測に関する新しい研究成果を挙げることを目標とする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

新しい高分解能大気海洋結合モデルを開発し、同モデルによる20世紀の気候再現実験および地球温暖化予測実験を行うとともに、得られた実験結果の解析を行う(15年度~16年度)。さらに高分解能の大気モデル(水平解像度60~20km程度)を開発し、前年度までに終了した温暖化実験で得られた海面水温を境界条件として与えたタイムスライス実験を行い、地域的な影響評価や異常気象の変化などに関する研究を進展させる(17年度~18年度)。

今年度の研究概要

前年度に引き続き、中解像度版の大気海洋結合モデルを用いて、20世紀に観測された長期気候変動の要因推定に必要となる各種数値実験を行うとともに、前年度までに行った20世紀気候再現および温暖化予測に関するさまざまな数値実験の結果を解析し、高解像度モデルによる結果との比較・検討を行う。また、気候感度の異なるモデルによるさまざまな実験結果を総合的に解析し、気候感度の不確定性の幅に関する新たな知見を得る。

備考

研究代表者:住明正(東京大学) 共同研究機関:東京大学気候システム研究センター,海洋開発研究機構地球環境フロンティア研究センター

課題代表者

野沢 徹

担当者