- 予算区分
- BC 環境-公害一括
- 研究課題コード
- 0305BC499
- 開始/終了年度
- 2003~2005年
- キーワード(日本語)
- ほう素, 植物, ガス, 粒子状物質, 化学形態,
- キーワード(英語)
- BORON, PLANT, GAS, PARTICULATE MATTER, CHEMICAL STATES,
研究概要
大気中のほう素化合物の存在形態に関する知見は不足しているが、ほう素化合物を製造する事業所周辺で植物被害が現れ、大気中のほう素化合物の発生源、環境中での動態、植物に対する毒性について早急に研究、対策する必要が生じた。 事業所内の高温排ガスから植物に取り込まれるまでの過程で、ほう素化合物の化学形態は変化していることが予想される。植物被害をもたらしたほう素化合物の形態と被害原因をフィールド観測、植物曝露実験を通じて明らかにすることを目的とする。また、共同研究機関によりほう素化合物の除外技術を開発する。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:
全体計画
大気中のほう素化合物を化学形態や存在状態を区別して捕集、測定する技術を開発する(15~16年度)。植物被害地域周辺の大気・植物・土壌の観測を通じて、放出されたほう素化合物の化学形態、ガス体から粒子態への移行、植物への取り込みなどの動態を解析する(15~17年度)。加熱炉などからほう素化合物を発生させる装置を作成し、微粒子状・ガス状ほう素化合物の植物曝露実験を開始し、根からのほう素過剰摂取との差異を比較する(15~17年度)。
今年度の研究概要
事業所敷地境界等の大気中ガス状ほう素について実測を試みる。植物葉へのほう素動態を明らかにするため、同位体ラベルしたほう素化合物を用いる曝露実験を継続する。他のほう素取り扱い業態において、ガス状ほう素化合物による影響が起こりうるか解析する。
備考
共同研究機関:(独)産業技術総合研究所,東京大学大学院新領域創成科学研究科,富山県環境科学センター
課題代表者
田中 敦
担当者
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西川 雅高
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瀬山 春彦