- 予算区分
- BA 環境-地球推進 B-15
- 研究課題コード
- 0305BA535
- 開始/終了年度
- 2003~2005年
- キーワード(日本語)
- 地球温暖化,海面上昇,サンゴ礁
- キーワード(英語)
- GLOBAL WARMING, SEA-LEVEL RISE, CORAL REEF
研究概要
島嶼国,とくに環礁上の州島は,標高が最大数m,幅数100mと低平で利用可能な土地と資源が限られており,環境変動に対する脆弱性がきわめて高い.とくに温暖化に伴う海面上昇によって,国土そのものが水没してしまうことが危惧されている.こうした点からIPCC の第3次報告書においても1章を「小島嶼国」にあて,地球環境変動に対する対応戦略の策定が急務であるとしている.本研究においては,環礁州島の形成維持機構を自然,人文両方の面から明らかにし,環礁州島の持続可能な維持のための総合的・具体的方策を提案する.
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:基礎科学研究
全体計画
平成15-16年度:重点対象地域の選定、環礁州島の形成維持要因の抽出
平成17年度:形成維持要因のモニタリング、維持気候に基づいた適応策の提言
今年度の研究概要
形成維持要因の全球マッピングと環礁州島の類型化に基づき、環礁州島の形成維持に重要な要因の抽出を行い、それらの効率的な監視方法を立案する。また、類型化の結果と現在の居住形態を比較し、環礁州島の適切な利用法の提案を行う。
備考
研究代表者:茅根
創(東京大学),共同研究者:近森
正(帝京平成大学),山口
徹(慶應大学),横木
裕宗(茨城大学)