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環境科学研究用に開発した実験動物の有用性に関する研究(平成 17年度)
Study on utilization of experimental animals bred for environmental science research

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0105AE174
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
ウズラ,ハムスター,実験動物,環境汚染物質,選抜育種
キーワード(英語)
QUAIL, HAMSTER, EXPERIMENTAL ANIMAL, ENVIRONMENTAL POLLUTIONS, SELECTIVE BREEDING

研究概要

環境科学研究に適した実験動物を開発する目的で、ウズラおよびハムスターを遺伝的に純化する。本年度は、近交化したウズラおよびハムスターに種々の環境汚染物質(環境ホルモン、大気汚染ガス、重金属等)を暴露し、環境科学研究用実験動物としての有用性について検討する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

これまでの鳥類生態影響評価試験と近交系ウズラでの試験を比較し、環境ホルモン各物質の毒性を評価する。遺伝的純化をウズラでは選抜64世代まで、ハムスターでは選抜40世代まで行い近交系を作出する。また、環境汚染物質のスクリーニングを行うため、ウズラ及びハムスターでのニトロフェノール類の毒性試験を行う。

今年度の研究概要

遺伝的純化として、ウズラでは65世代まで近交化し、ハムスターでは兄妹支配により42世代まで系統維持する。また、OECDガイドラインに従って鳥類生態影響試験を行って、これまでの問題点を明確にするとともに、国際標準化を行う。この際、当所での鳥類毒性試験基準(NIES・SOP)を作成し、近交系ウズラを用いて環境汚染物質に対する毒性発現メカニズムを検討する。

課題代表者

高橋 慎司

担当者

  • 清水 明
  • 鈴木 明