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局地的大気汚染の健康影響に係る疫学調査のための曝露評価モデルの設計に関する調査研究(平成 16年度)
The model construction of exposure assessment for epidemiological studies of traffic-related air pollution

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
0404BY495
開始/終了年度
2004~2004年
キーワード(日本語)
曝露評価,自動車排ガス,疫学調査
キーワード(英語)
EXPOSURE ASSESSMENT,AUTOMOBILE EXHAUST,EPIDEMIOLOGICAL STUDY

研究概要

わが国の大都市部の道路沿道住民における自動車排ガスへの曝露実態を定量的に把握し、住民の呼吸器疾患をはじめとする健康影響との関連性を疫学的に明らかにするため、平成17年度から実施予定である「局地的大気汚染の健康影響に係る疫学研究」で用いる曝露評価モデルを設計する

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:応用科学研究

今年度の研究概要

(1)曝露評価モデルの設計従来の拡散モデルを基に、調査対象候補地における対象者居住家屋の位置情報、道路と対象者居住家屋との位置関係、道路からの自動車排ガスの排出量などを勘案し、ディーゼル排気粒子中のEC濃度、及び窒素酸化物濃度の年平均値を用いて対象者居住家屋屋外における大気汚染物質濃度を推計する曝露評価モデルを設計する。(2)曝露推計のためのデータ整備?排出係数の整備および検証自動車排ガスの排出係数に関するデータ収集を行うとともに、それらの排出係数の妥当性を検証する。?大気汚染濃度データベース作成過去および研究期間中における全国1kmメッシュごとの大気汚染濃度についてのデータベースを作成する。
(3)曝露評価モデルの予備検討既往モデルのレビュー、モデルのフレーム設計を行うとともに、本研究で設計する曝露評価モデルの予備検討として、幹線道路簡易模型を用いた平野や山脈など地形的要因、幹線道路市街地基本模型を用いた沿道周辺の高層建造物などの立地状況による要因等の調査対象候補地の特性を把握するための風洞実験(空間分解能として水平方向には、幹線道路近傍10m程度、後背地25m程度、鉛直方向には、幹線道路近傍2〜5m程度、後背地10〜25m程度)を実施して、従来の拡散モデルでは適用できない高層ビル背面への適応、複層道路周辺等の高濃度スポットの抽出などを行い、その結果を用いて適正なモデルとなるよう曝露評価モデルの補正を行う。

課題代表者

新田 裕史

担当者

  • 大原 利眞
  • 上原 清
  • 長谷川 就一
  • 神田 勲
  • 小野 雅司
  • 山崎 新環境リスク・健康領域
  • 豊柴 博義