- 予算区分
- AF 奨励
- 研究課題コード
- 0404AF445
- 開始/終了年度
- 2004~2004年
- キーワード(日本語)
- 呼吸気道モデル,肺胞上皮モデル,生理学的薬物動態モデル,ディーゼル排気粒子,化学毒性
- キーワード(英語)
- RESPIRATORY TRACT MODEL,ALVEOLAR EPITHELIUM MODEL,PBPK MODEL,DEP,CHEMICAL TOXICITY
研究概要
ディーゼル粒子付着性化学物質の曝露と,肺がん, 心疾患, 肝臓がん等との因果関係が報告されている.また,それらの健康影響は,肺への沈着部位・量に大きく依存する.本研究では,呼吸気道内の各部位へのディーゼル粒子沈着量, 付着性化学物質の脱着量および気管支・肺胞上皮透過量, さらに体内循環量を一連に記述する数理モデルを開発・適用する.経気道曝露された有害化学物質の体内動態を包括的にシミュレーションし,リスク評価の高精度化を検討する.
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:
全体計画
国際放射線防護委員会が策定した呼吸気道モデルを改良・応用して,エアロゾル沈着量等を推算する.ヒト肺細胞への曝露実験を行い,化学物質の,浮遊粒子状物質からの脱着, 肺胞内腔液層から細胞層への移行, 細胞層から体内血液への移行等を高速液体クロマトグラフィー等で定量し,モデル・パラメータを決定する.既存のPBPKモデル等を参考に,体内循環を取り扱う.