- 予算区分
- AF 奨励
- 研究課題コード
- 0404AF370
- 開始/終了年度
- 2004~2004年
- キーワード(日本語)
- マテリアルフローアナリシス,システムモデリング,有害廃棄物,行動モデル
- キーワード(英語)
- MATERIAL FLOW ANALYSIS,SYSTEM MODELING,HAZARDOUS WASTE,BEHAVIOR MODEL
研究概要
有害廃棄物管理の政策立案においては、それら廃棄物・製品の生産から廃棄・リサイクルに至るまでの物質フローを明らかにし、各種政策手法の効果を予測・評価することが重要である。本研究では、鉛バッテリーを対象として、リサイクルルートから漏れた自動車バッテリーの行方の把握や、デポジット制などの対策効果を推定し、政策評価に資する検討を行うことを目的とする。特に、以下の3点を目標とする。(1)国内における鉛バッテリーのマテリアルフローの解明、(2)1990年代以降の鉛バッテリーフローの推移を再現するモデルの構築、(3)デポジット制導入や故鉛買い取り価格引き上げの効果の推定。
研究の性格
- 主たるもの:政策研究
- 従たるもの:
全体計画
鉛バッテリーを対象として、国内における生産・流通・使用・廃棄・回収・リサイクルの各工程にわたるマテリアルフローを明らかにする。また、上記フローのうち、(1)消費者によるバッテリー廃棄ルート(回収拠点)の選択行動ならびに(2)バッテリー回収業者による収集ルート・収集量選択行動とに焦点をあて、1990年代以降の鉛バッテリー推移を再現可能なモデルを開発し、政策評価に資する検討を行う。バッテリー廃棄行動のモデル化については、コンジョイント分析により、新規バッテリー購入時の交換サービス有無、回収費用、運搬距離などを変数としたロジットモデルを作成し、廃棄ルート別のバッテリ排出(集積)量を推定可能とする。バッタリー回収業のモデル化では、収集業者へのヒアリングなどにより、回収拠点の地理分布や1拠点あたりバッテリー集積量などを踏まえ、所与の収集量の下での最小収集コスト積算モデルを作成する。これにより、故鉛の取引価格からバッテリー回収率を推定可能とする。
今年度の研究概要
全体計画に同じ
備考
当課題は重点研究分野?.2.(1)にも関連
課題代表者
平井 康宏
担当者
-
酒井 伸一
-
森口 祐一