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粒子状物質の粒子数等排出特性実態に関する調査研究(平成 16年度)
Study on number and size distribution of particulate matter in vehicle exhaust

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
0204BY486
開始/終了年度
2002~2004年
キーワード(日本語)
自動車排気ガス,粒子状物質,粒径分布
キーワード(英語)
VEHICLE EXHAUST,PARTICULATE MATTER,SIZE DISTRIBITION

研究概要

排出ガス規制の強化により、自動車から排出される粒子状物質の重量排出量は低下傾向にあるが、排出ガス対策が高度になるに従い粒径分布が微小化するため、微小粒子の数濃度に対する関心が高まっている。しかしながら、微小粒子の排出は、エンジンの種類、運転条件、希釈条件等、複雑な要因の影響をうけるため、自動車からの排出実態や大気中における挙動に関する十分な知見が得られていない。
本研究では、これらの微小粒子の排出実態を把握するとともに、その物理・化学的特性や排出原因を解明することを目的としている。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:

全体計画

道路沿道におけるフィールド調査やシャシダイナモ試験により大気環境中及び自動車から排出される微小粒子の排出実態を把握するとともに、その物理・化学的特性や排出原因を解明し、大気中における微小粒子に及ぼす自動車排出ガスの影響を解析する。

今年度の研究概要

これまでの研究から、微小粒子の排出や大気中濃度は、温度、湿度、風向、風速等の気象要因の影響が大きいことが示唆され、大気環境や健康に及ぼす影響を把握するためには、年間にわたる長期観測が必要であることが示された。そこで、今年度は、微小粒子の粒径分布や粒子数について、年間にわたる長期観測を実施し、それらに及ぼす気象要因の影響を明らかにする。

課題代表者

小林 伸治