環境試料長期保存(スペシメンバンク)に関する研究（平成 16年度）
Study on environmental specimenbanking

研究概要

将来の新たな汚染・環境問題の顕在化に備え、また現在十分な感度、精度で測定できない汚染の進展を将来の進んだ手法で明らかにするために、所内外の長期環境モニタリング事業と連携をとりながら、環境試料及びデータの収集、保存を継続するとともに、より長期的、広域的視野にたった環境試料の長期保存のあり方を検討する。 これまで継続して収集保存されている沿岸海洋生物並びに離島の大気粉塵試料の継続的な収集保存を図るとともに、新たに人試料についての継続的な収集、保存体制を確立する。

研究の性格

• 主たるもの：モニタリング・研究基盤整備
• 従たるもの：基礎科学研究

全体計画

13年度貝類、大気粉塵、母乳試料の収集、保存:保存性試験試料作成 14年度貝類、大気粉塵、母乳試料の収集、保存:保存性試験開始 15年度貝類、大気粉塵、母乳試料の収集、保存:保存性試験継続 16年度貝類、大気粉塵、母乳試料の収集、保存:保存性試験継続 17年度貝類、大気粉塵、母乳試料の収集、保存:保存性試験継続・中間結果とりまとめ

今年度の研究概要

15年度末に完成した環境試料タイムカプセル棟で、上記事業をさらに継続する。

備考

客員研究官：彼谷邦光（東北大学大学院）