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環境動態モデル用河道構造データベース (CD-ROM版)

国立環境研究所研究報告 R-179-2003

 本データベースは、河川の流れの構造=河道構造ネットワークをデータ上に実現することにより、化学物質等の汚染物質の流れを例えば全国規模で大規模に解析するような検討を可能にすることを目的として作成された。本データベースでは、国土交通省において作成された国土数値情報他の基礎情報に基づき、河川が流下するネットワーク構造を、河道断片と接合ノードからなるノード・パス構造として汎用データベースの上に構築した。

 全国の河道は平均河道長5.7km程度に区分された約38,000の河道断片からなるネットワークとして格納されており、また、基礎情報ではネットワークに組み込まれていない湖沼も河道ネットワークの一部として構成した。実際には、人工的な利水・排水など更に複雑な諸条件を考慮することが今後必要になると考えられるが、まず現在利用可能な情報に基づく本河道構造データを用いて、汚染物質の環境動態の詳細な解析が可能になると考えている。