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2002年3月31日

Annual Report of NIES-TERRA Vol.3
(国立環境研究所タンデム加速器分析施設研究レポート 第3号)

国立環境研究所研究報告 R-170-2002

表紙
R-170-2002 [1.9MB]

 環境試料中に含まれる放射性炭素14Cなど,宇宙線によって作られる極微量の長寿命放射性同位体を高感度に測定して,環境の年次変化を解明したり環境中の物質循環の様子を明らかにすることができる。そのための研究拠点として,タンデム加速器分析施設(NIES-TERRA)が設置され平成8年半ばから運用を開始した。

 本報告は施設レポートの第3号で,これまでの主要な研究成果のうち8課題についての英文報告と,本施設を利用した研究の印刷発表リストが紹介されている。うち7課題は14C測定によるもので,湖底,海底或いは隆起堆積物の年代測定を通じて過去の環境変化を明らかにするもの(3課題),海水そのもののほか,遺跡の骨の年代測定から海水大循環の解明に迫るもの(2課題),個々の環境化学物質毎の年代測定という新しい技術開発を通じて環境中の物質循環,炭素循環の詳細を明らかにするもの(2課題)に大別される。

関連研究者

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