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2019年11月27日

受賞のお知らせ ~ 仁科 一哉主任研究員が日本土壌肥料学会より奨励賞を受賞

概要

受賞者氏名: 仁科 一哉(地域環境研究センター)
賞の名称:  日本土壌肥料学会奨励賞
授賞機関:  日本土壌肥料学会
受賞年月日: 2019年05月11日
受賞対象:  マルチスケールにおける土壌の炭素・窒素循環の空間変動要因の解明および定量評価に関する研究

ひとこと

この度、日本土壌肥料学会より奨励賞を頂きました。この賞は土壌・肥料・植物栄養学及びこれらに関する環境科学の研究の進歩に寄与する研究を行い、将来の発展を期待しうる40歳未満の者に授与されます。これまで行ってきた、陸域の二酸化炭素収支や、一酸化二窒素や硝酸などの反応性窒素の大気や水域への排出に関わる空間変動・広域推定研究に対して評価をして頂いたものです。反応性窒素による環境汚染は、地球の臨界点を意味するプラネタリー・バウンダリーの項目の中でも、突出して危険域にあると評価されており、現在では多くの環境で反応性窒素の余剰が問題となっています。
(国環研ニュース解説:https://www.nies.go.jp/kanko/news/34/34-6/34-6-04.html)その一方で、何時、何処で、どのくらい出ているのか、という情報は、大きなスケールでは発生源が多岐にわたるため、それほど正確には把握できていないのが現状です。受賞研究は、より精度の高い定量評価、予測を目指すために行われてきたものです。この受賞を励みに、引き続き精進していきたいと思います。