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2017年7月20日

受賞のお知らせ ~
中島 大介 主席研究員が第24回環境化学論文賞を受賞

概要

受賞者氏名: 中島 大介 (環境リスク・健康研究センター)
賞の名称:  第24回環境化学論文賞
授賞機関:  一般社団法人日本環境化学会
受賞年月日: 2017年6月8日
受賞対象:  Mutagenic Activity of Airborne Particles in Center of Metropolitan Tokyo over the Past 20 Years, Journal of Environmental Chemistry, 26 (1), 1-7, 2016

ひとこと

本論文は、都内の大気浮遊粉じんの変異原性の強さを20年間以上にわたって調査したものです。1980年から2002年までのデータが掲載されており、この20年間に大気汚染が改善してきた様子がはっきりと示されています。都内でハイボリウムエアーサンプラを使って定期的に採取し、-80℃の超低温冷凍庫で保存し続けている試料を用いて測定しました。この過去試料は、私がまだ小学生だった1978年に採取が開始されたもので、もちろん、私が始めたものではありません。多くの方がリレー方式でサンプリングに関わってきました。関係者の地道な努力と協力に、感謝と敬意を示したいと思います。

このサンプリングは現在でも6日に一度、土日・祝日・盆正月に関係なく継続しており、まもなく40年目を迎えます。つくばでは半揮発性成分も加えたサンプリングを2006年から開始し、やっと10年を越えたところです。既に5,000日分以上の試料が、新たな物質や毒性の測定に備えて保存され続けています。

⼤気粉じん試料
1980年から2016年に都内で⼤気粉じんを収集したフィルター試料のうち、代表的なものを並べた写真です。フィルターの色の変化からも、大気汚染が改善してきた様子がうかがえます。