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2018年2月28日

木漏れ日便り

 つくばでも時折雪が降ります。前日からの雪が降りやんで晴れた朝には、美しい世界が見られます。研究所の正門を入って本館に向かう道には雪で飾られたユリノキが並んでいます(写真 1)。池の端のイロハモミジはまったくちがう枝ぶりです(写真 2)。林のなかはちょっとした雪国の風情があります(写真 3)。朝日が射すとともに樹上の雪がゆるんで落ちてきます。雪が散りながら陽射しを受けるようすは光のシャワーのようです(写真 4)。ところで、環境研の構内にはノウサギがいます。ふだん、なかなかその姿は見られませんが、林の中で雪を見渡すと、きっとどこかでノウサギの足跡が見つかります(写真 5)。また、凍った池に雪が積り、そこをセグロセキレイが歩き回る様子は、動く水墨画といった趣です(写真 6)。こうした別世界も、太陽が雪を溶かすとともにその輝きを失っていきます。限られた時間だけの楽しみです。

(竹中明夫)

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