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ホーム > 刊行物 > 国立環境研究所ニュース > 16巻 > 2号 (1997年6月発行) > 「Endocrine Disruptor」あるいは「Endocrine Disrupting Chemicals」

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環境問題豆知識
「Endocrine Disruptor」あるいは「Endocrine Disrupting Chemicals」
白石  寛明

直訳すれば「内分泌攪乱化学物質」となるが,日本語訳は統一されていない。「内分泌障害性化学物質」,「外因性ホルモン様物質」と訳される場合もある。Endocrine Disruptorとは,「外来性の物質であり,無処置の生物の内分泌系に対してその個体もしくはその子孫の世代のいずれかのレベルで健康障害性の変化を起こさせるもの」であるという定義が「European Workshop on the Impact of Endocrine Disruptors on Human Health and Wildlife」(1996年12月,ロンドン)において示されている。農薬として散布されたDDTが食物連鎖を通じて肉食性鳥類へ濃縮し,これによって卵殻の薄化および繁殖障害が起こったことは,Endocrine Disruptor問題の顕著な事例の一つである。人間集団においても,男性における精子数の減少,前立腺ガンの増加,女性における乳がんや子宮内膜症の増加といった問題がEndocrine Disruptorとの関係で議論されはじめている。人工化学物質の中では,1)ダイオキシン,ジベンゾフラン,PCB,2)ビスフェノール−A,3)アルキルフェノール,4)フタル酸エステル,5)有機スズ,6)DDT,アルドリン,ディルドリン,クロルダン,ヘプタクロールなどの有機塩素系農薬,7)トリアジン系除草剤やビンクロゾリン(殺菌剤)等の農薬,8)1,2-Dibromo-3-chloropropane(土壌くん蒸剤)等が研究対象とされている。

(しらいし  ひろあき,地域環境研究グループ  有害廃棄物対策研究チーム総合研究官)


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