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 記録的な暑さの夏も去り,豊饒の秋を迎えようとしています。巷では,オウム,核実験,デフレなど暗い影が射し,右肩上がりの社会にも息切れが見え始めました。世紀末に近づいたという実感がこみ上げてきませんか。

 本号では,客員研究員の李進さんに随想を寄稿してもらいました。韓国でも日本でも,地球にやさしい社会を実現するには,かなりの道のりがあるようです。21世紀を環境の世紀とするためには経済と環境を統合した政策論議が必要,とのご意見には多くの人が賛成でしょう。国立環境研究所は,そんな論議の基礎となる科学的知見を公表すると同時に,社会の方向に関しても提案を積極的に行う義務があるのではないでしょうか。このニュースが,そうした知見や提案の情報発信の場として役立っているか,ご批判,ご意見,アイディアをお気軽にお寄せ下さい。(T.F.)