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2019年6月28日

定量PCR解析とは

コラム2

遺伝子濃度の測定をする写真
図2 定量PCRでの遺伝子濃度の測定(LightCycler480)

 1990年代からPCR(polymerase chain reaction)と呼ばれる、DNAを増幅する技術が発達してきました。PCRにはその遺伝子に特有の塩基配列を持つ、2つのプライマーが必要です。この2つのプライマーで挟まれた部分を倍々に増やしていく手法がPCRです。この手法を使えばもとのDNA量の数万倍以上にDNA量を増やすことができます。16S リボソームRNA遺伝子は細胞内小器官のリボソームを構成するRNAの遺伝子で、全ての生物が持っています。その配列は生物の種類によって異なります。そこで目的の生物の16S リボソームRNA遺伝子に含まれる塩基配列をプライマーとして使って、PCRをすることで、そこに、特定の生物がいるかどうかがわかります。しかし、普通のPCRは目的の遺伝子の有無までしかわかりませんでした。今使われている定量PCRは目的遺伝子のDNAをPCRで増やしながら、DNAが増えていく状況を蛍光により、もとのDNA量を推定できる手法です。これによって、湖水中の特定のシアノバクテリアの存在量を正確に測定できるようになりました。

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