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どちらが環境にやさしいかを
考えるワークショップ

PM2.5・DEP研究プロジェクト 交通公害防止研究チーム

●どちらが「環境にやさしいか」で悩むことはありませんか?

たとえば、
紙おむつ布おむつ
ガソリン車ディーゼル車
生ゴミを出すコンポストにする
原子力発電火力発電
新聞を読むインターネットで
新聞を読む
*文部科学省戦略的基礎研究「社会的受容性獲得のための情報伝達技術の開発」が開発中のトレードオフデータベースを参考に作成

●環境問題の中で何を重視するかで、その答は違ってきます。

 牛乳容器を例に説明します。紙パックはごみの発生量が比較的多く、ガラスビン(リサイクル)は排水の量が比較的多いという科学的情報が得られているとします。ごみの問題と排水の問題のどちらをどのくらい重視するかの価値判断をして初めて、どちらが環境にやさしいかを決めることができます。

●環境問題を影響の重大さの観点から比較検討するワークショップ

 環境に関わる研究者らを招いて
  1. 日本で今後50年間に問題となりそうな環境問題のリストアップ・整理
  2. どのような影響が問題になるかを明確にして、その枠組みを使って、環境問題を比較評価

     一般の方々にも参加いただき
    • 人の生存・健康への影響
    • 生産・生活基盤への影響
    • 生物および生態系への影響
    • 不安・不公平感などの精神的影響
    環境問題全体を15種類の環境問題に整理
    (下のグラフに示す)
    4つの「環境への影響の行き着く先」
    市民や研究者らによる環境問題間の重み付け

●得られた知見

  • 比較対象や評価基準の定義を明確にして、理解を共有することが重要である
  • 市民による重み付けは科学的情報の提供とグループディスカッションにより、収束に向かった

●課題

  • できる限り定量的な科学的情報を収集、整理、提供する
  • 議論する時間を十分に設ける
  • 異なる集団による重み付けを繰り返し、結果を比較する
  • 個人の重み付けから集団の重み付けを求める方法を改善する

●まとめ:どちらが「環境にやさしいか」を考えるために

  • 環境問題の相対的な重大さを比較する必要がある
    • 対象とする環境問題、評価基準となる影響の行き着く先を明確にする
  • 市民と研究者らとのコミュニケーションが重要である
    • 直観のみに頼らないで、できる限り科学的情報に基づいて評価する
    • 立場が異なる人による価値判断にも配慮する

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