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2019年12月6日

受賞のお知らせ ~ 野田 康一特別研究員が環境放射能とその除染・中間貯蔵及び環境再生のための学会の優秀口頭発表賞を受賞

概要

受賞者氏名: 野田 康一(資源循環・廃棄物研究センター)
賞の名称:  優秀口頭発表賞
授賞機関:  環境放射能とその除染・中間貯蔵及び環境再生のための学会
受賞年月日: 2019年10月31日
受賞対象:  蛍光X線(XRF)分析を用いた除染廃棄物等熱処理残さに対する迅速元素組成把握法の検討,第8回環境放射能除染研究発表会, 同予稿集 , 27,2019

ひとこと

中間貯蔵施設の減容化施設では仮設焼却施設の焼却残さである焼却灰や飛灰が溶融処理される予定となっています。安定した溶融処理において、投入物の塩基度(CaO/SiO2)の調整が重要な操作因子となります。そのため減容化施設では、組成変動範囲が広いことが想定される焼却残さに対して塩基度を迅速かつ正確に把握し、適正な塩基度となるように焼却残さと添加剤の混合率を決定する必要があります。 そこで我々は前処理が容易で迅速な測定が可能な蛍光X線分析法(XRF)を除染廃棄物の焼却残さへ適用することを検討しました。XRFによる測定では元素組成、鉱物種、粒度などの影響を受けるため、それらの影響を小さくして正確度を向上するには、ガラスビード化という前処理や、実際の除染廃棄物の焼却残さの実測データによる補正が有効であることを報告しました。本手法を中間貯蔵施設の減容化施設において適用すれば、除染廃棄物の安定的な減容化に貢献できると考えています。 今後も福島の早期復興の一助となるべく中間貯蔵施設での溶融処理に向けて研究を推進し、成果を発信していきたいと思います。