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2015年10月7日

受賞のお知らせ ~ 柳澤 利枝 主任研究員が第5回(2015年度)日本免疫毒性学会奨励賞を受賞

概要

受賞者氏名: 柳澤 利枝(環境健康研究センター)
賞の名称:  第5回(2015年度)日本免疫毒性学会奨励賞
授賞機関:  日本免疫毒性学会
受賞年月日: 2015年09月10日
受賞対象:  環境汚染化学物質がアレルギー疾患や生活習慣病に及ぼす影響評価に関する一連の研究

研究紹介

 フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)がマウスのアトピー性皮膚炎に及ぼす影響

 ダニアレルゲンをマウスの耳介部に投与すると、ヒトのアトピー性皮膚炎に似た症状を起こします(中央の画像)。この皮膚炎マウスに対して、プラスチックの可塑剤であるDEHPを投与すると、皮膚炎症状がさらに悪化することを明らかにしました(右の画像)。このように、環境汚染化学物質曝露によって、アレルギー疾患や生活習慣病が亢進する可能性を示唆する結果が得られています。

ひとこと

 近年、アレルギー疾患や生活習慣病が増加していると言われていますが、その要因として、環境中の化学物質の関与が指摘されています。特に、胎児、乳幼児、小児、あるいは何らかの疾患を有する場合、環境因子の変化に対して感受性が高いことが考えられます。

 本受賞では、胎児期から小児期を対象とし、環境汚染化学物質曝露がアレルギー疾患、呼吸器疾患、あるいは生活習慣病に及ぼす影響について検討を行い、ある種の化学物質はこれらの疾患の進展に寄与する可能性を見出した点を評価して頂いたと考えております。

 今回の受賞を励みとし、今後も小児や成人後の健康維持に貢献し得る研究成果を発信できるよう精進していきたいと思います。

リンク

【組織紹介-環境健康研究センター】
http://www.nies.go.jp/sosiki/health.html

【研究者紹介ページ-柳澤 利枝】
http://www.nies.go.jp/researchers/200316.html

【環境儀 NO.27-研究者:井上 健一郎/小池 英子/柳澤 利枝】
アレルギー性疾患への環境化学物質の影響