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マルチスケールGHG変動評価システム構築と緩和策評価に関する研究(平成 29年度)
Study on multi-scale evaluation system for GHG variation and mitigation

予算区分
AA 課題解決型
研究課題コード
1620AA011
開始/終了年度
2016~2020年
キーワード(日本語)
温暖化,温室効果ガス,温暖化緩和策
キーワード(英語)
global warming,greenhouse gases,mitigation

研究概要

マルチスケールな温室効果ガスの濃度監視体制を国際的に展開し、気候変動影響を考慮した自然でのフラックス変動の応答の観測やモデル評価、人為発生源の緩和対策評価体制作りを行う。 具体的には、2年程度をかけて、これまで開発してきたアジア太平洋を中心とした広域観測点や測線、地域、また国際的な共同観測活動などを、所内でネットワークとしてまとめていく。同時に温室効果観測衛星(GOSAT、GOSAT2)事業とともに開発してきた大気モデル、プロセスモデル等を用いてフラックス推定の高分解能化を行い、フラックス変動の大きな地域などを抽出、検出する。3年目には、気候変動影響や人為的なフラックス変動解析を全球規模で実施できる体制と、都市域、工業地域などのスケールに焦点を当てた解析を重点的に行う体制を構築する。4、5年目には、構築された観測体制における温暖化緩和策、適応策実施の効果検証や温暖化影響検出に係る精度評価を行う。最終的に、低炭素社会の実現に向けた自然科学的提言をより信頼度高く行えるように全体の観測解析体制における課題を将来に向けて検討する。これらの活動を継続し、今後20年程度の内に温室効果ガス排出削減効果、温暖化影響を含む気候変動の情報を統合化することで、科学観測的情報を緩和適応策へフィードバックし、低炭素社会構築を後押しするための自然科学的側面からの支援に貢献する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

今年度の研究概要

これまで開発してきたアジア太平洋を中心とした地上広域観測点(日本域、アジア、シベリア域)や海洋(太平洋、アジア海洋部分)での測線、広域な民間航空機を用いた観測網、また国際的な共同観測活動など所内の関連する研究活動とも連携しながらネットワークとしてまとめていく。これらは、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素に加え、短寿命の気候関連物質の濃度観測や、フラックス観測や気候変動影響観測などを含み、トップダウン法やボトムアップ法の精度向上のための方法を検討する。さらに、観測地としてインドネシアのジャカルタ周辺や東京など大都市などを選定し、都市レベルの温室効果ガス排出量の観測を継続する。温室効果観測衛星(GOSAT、GOSAT2)事業とともに開発してきた大気モデル、プロセスモデル等を用いてフラックス推定の高分解能化を行い、フラックス変動の大きな地域などの抽出、検出を試みる。同時に各種インベントリーの比較評価などを行っていく。

外部との連携

マレーシア気象局、中国気象庁、中国地球化学研究所、インドネシア気象庁、ボゴール大学、BPPT(インドネシア)、ダッカ大学、ARIES(インド)

課題代表者

向井 人史

  • 地球環境研究センター
  • センター長
  • 工学博士
  • 化学,化学工学,地学
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担当者