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2009年9月30日

化学物質の動態解明のための同位体計測技術に関する研究(特別研究)
平成18〜20年度

国立環境研究所特別研究報告 SR-87-2009

表紙
SR-87-2009 [3.7MB]

 本報告書は、平成18~20年度の3年間にわたって実施した特別研究の成果を取りまとめたものです。 この特別研究では、有機物の放射性炭素から、無機元素の安定同位体まで、いろいろな環境試料に応用できる、試料前処理法を含めた高精度な同位体計測システムの確立を目指して研究を進めました。残念ながら、環境中にある無機,有機有害化学物質は多種多様であり、その全てに対応できる普遍的な同位体分析手法を作り上げることは困難ですが、本研究で確立されたアルデヒドの放射性炭素や鉛の同位体分析技術は、今後、有害金属の同位体分析や有害有機物の放射性炭素測定に応用でき、有害化学物質の起源推定と環境中におけるその濃度低減対策に役立つことが期待されます。また、多くの環境試料についてこの同位体分析手法を応用する中で、さらに高度な同位体計測技術が蓄積され、将来問題となってくる有害物質の環境問題解決、リスク低減へも貢献できるものと考えています。

(化学環境研究領域 瀬山 春彦)

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