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2008年12月26日

鳥類体細胞を用いた子孫個体の創出(特別研究)
平成17〜19年度

国立環境研究所特別研究報告 SR-81-2008

表紙
SR-81-2008 [8.3MB]

 国立環境研究所では平成14年度から環境試料タイムカプセル化事業の一環として特に鳥類を中心に絶滅危惧動物の組織や細胞を液体窒素を使って凍結保存しています。鳥類細胞に関しては世界で初めての細胞保存バンクです。また,国立環境研究所独自に開発した鳥類細胞の長期継代培養技術を用いることによって,ひとかけらの絶滅危惧鳥類の皮膚から大量の細胞を培養して,これを凍結保存しておけばいつでも希望したときに生きた絶滅危惧鳥類の細胞を利用できます。

 「鳥類体細胞を用いた子孫個体の創出」は,培養して増やしてから凍結保存している細胞を活用して子孫個体を創り出すために必要な新しい研究技術を開発するための試みです。本開発研究の成果が実際に応用されることが無ければ良いものの,絶滅危惧鳥類の生息域がますます劣化・圧迫される状況から将来的な安全策として開発しておくべき最先端技術です。

(環境研究基盤技術ラボラトリー 桑名 貴)

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