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2017年12月28日

木漏れ日便り

 国立環境研究所つくば構内の食堂から人事課の前の植え込みは、ナワシログミの生け垣で囲まれています(写真1)。このグミは晩秋に花が咲き、翌年の春に実が熟します。苗代(なわしろ)で稲の苗を作るころに実ができるのでナワシログミです。グミの仲間は葉の裏が銀色なのが特徴です(写真2)。10月の末ごろから咲き始める花は小さくてあまり目立ちません(写真3)が、甘い香りが周囲に漂います。そこにさまざまな虫が集まってきます。トラマルハナバチ(写真4)などのハチの仲間 クロヒラタアブ(写真5)などハエ・アブの仲間、そしてチョウの仲間のアカタテハ(写真6)やチャバネセセリ(写真7)などが見られます。晴れた晩秋の日の昼、花の香りを楽しみながら虫を探すのも一興です。

(竹中明夫)

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