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 竹芝桟橋からの週に一度の定期便が小笠原に新聞を運んでいる。入港日にはスーパーに急ぎ,1週間分まとめてビニール袋に入れられた新聞を買ってくる。本土ではもはや古新聞となっているであろう5日前の新聞も新鮮である。そこに読みたい情報があるかぎりは,新聞は古新聞にならない。日付順に紙面をめくりながら,ひいきの野球チームの順位の上がり下がりに一喜一憂した

 環境研ニュースは2カ月に一度発行され,配布される。さて,その到着を待ちかねている読者はおられるのだろうか?ニュースの内容はどれだけの魅力を持っているのだろうか?速報性ではインターネットに遠く及ばずニュースと呼ぶのにいささか気おくれするこの紙メディアの意義は,なんなのだろうか。

 今までこうやってきたから,というだけの理由で旧を踏襲しつづけていてはだれにも振り向いてもらえなくなる。ニュースの意義と情報発信のありかたを真剣に考えないと,最初から古新聞になってしまうかもしれない。

(T.A.)