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「第16回地方公害研究所と国立環境研究所との協力の関する検討会」報告

酒巻 史郎

 地方公害研究所と国立環境研究所との協力関係を一層緊密にし,発展させることを目的として,標記検討会が平成9年2月20〜21日に国立環境研究所において開催された。第16回を迎えた今回は,地公研側から全国公害研協議会(全公研)の井口会長(岐阜県保健環境研究所長)始め,副会長,常任理事,支部長理事計13名(内2名代理),国環研側からは石井所長始め15名の幹部職員の出席があった。

 20日の会議では,国環研所長,全公研会長,それに来賓として迎えた環境庁企画調整局環境研究技術課の古市課長からの挨拶の後,奥村主任研究企画官を進行役として,以下の議題について討議された。

 1)国立環境研究所の概況について

 2)環境研修センターの概況について

 3)全国公害研協議会の各支部及び部会からの報告及び国立環境研究所への要望事項について

 前回の検討会での地公研側からの要望を踏まえて新しい研修内容の充実が図られた,との研修センターからの報告にあるように,地公研と国環研の両者がこの検討会を通じてお互いに意見や要望を率直に述べあうことは大きな意義がある。本会議終了後,番外として佐藤環境情報センター長よりスライドを使った情報ネットワークの説明があり,地公研側出席者から好評を得た。

 翌21日の見学会では,地球環境研究センターの各種モニタリング事業や,昨年8月に打ち上げられた地球観測衛星「みどり」搭載の改良型大気周縁赤外分光計(ILAS)の概要,地球環境シミュレーションモデル(AIM)の説明が行われた。

(さかまき ふみお,研究企画官)