洋上風力発電を利用した水素製造技術開発」に関する研究のあゆみ
本研究は以下の4課題を中心として、平成15年度から5年間にわたり産学の協力を得て実施しました。
システム設計から始まり、数値シミュレーション、模型実験、システム開発等を行ったものです。
外洋水素製造ウィンドファームシステム詳細設計
外洋における浮体上の風力発電-海水電解水素製造-
水素貯蔵・運搬システムの全体像の詳細設計と要素技術間のインターフェース開発研究、設置海域の風況や海象などの評価、システムの資源・エネルギーに関するライフサイクルアセスメント、環境影響評価、社会経済的受容性について調査検討しました。
外洋利用大型浮体システムの開発
数値シミュレーションや模型実験により大型浮体システムの最適化、位置の保持、安全性の検討を行いました。
海水電気分解システムの開発
電解セルによる耐久性試験、水素発生プラントのフィージビリティースタディー、アノード耐久性改善、白金族金属の使用量を軽減した電極開発について検討しました。
水素貯蔵・輸送システムの開発
二酸化炭素と水素から炭化水素へ変換する技術の適用可能性について詳細な検討を行いました。
これらの研究は以下のスタッフ・組織によって実施されてきました(所属は当時、敬称略)。
研究担当者
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国立環境研究所植弘崇嗣、内山政弘、江嵜宏至、松本幸雄、須賀伸介
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東北工業大学橋本功二
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東京大学木下 健
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大阪大学高木 健
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広島大学田中 進
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東海大学寺尾 裕
参加企業 (委託先)
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三菱重工業
マリンフロート推進機構
アタカ大機株式会社