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地球規模の海洋汚染
- 観測と実態

環境儀 NO.23

功刀正行
地球規模で進行する海洋汚染。世界中を航行する商船に観測装置を搭載し、汚染の実態や汚染物質の動きを調査しています。

 残留性有機汚染物質(POPs)や環境ホルモンなど、多様な物質が海を汚染しています。海洋汚染は地球規模で拡大しており、研究面で早急な対応が望まれるようになりました。

 国立環境研究所は研究の主旨に賛同していただいた海運会社の協力を得て、1995年から客船やタンカー、コンテナ船といった商船を活用して有害化学物質による海洋汚染を調査しています。海洋汚染に関するこれまでの調査は海域や時期が限られていましたが、同一航路を何度も往復する商船に観測装置を搭載し、高頻度の調査を行うことで、初めて地球規模の海洋汚染の実態を解明することに成功しました。

 本号では、商船を活用した海洋汚染研究の10年以上に及ぶ歩みと成果をご紹介いたします。