ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方
2017年2月28日

新刊紹介

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第112 号
「地球温暖化研究プログラム(重点研究プログラム)平成23~27 年度」

SR-112 表紙
SR-112-2016

 本報告書は、温室効果ガス等の濃度変動特性の解明とその将来予測、地球温暖化に関わる地球規模リスク、低炭素社会に向けたビジョン・シナリオ構築と対策評価に関する包括的な研究を執り行った成果についてまとめたものです。特に、大気環境・温室効果ガスの観測・解析に基づく全球及び東アジア域での物質循環・炭素循環の実態とその変動機構の解明、最先端の気候モデルに基づく気候変動の実態の解明と将来予測の精緻化の促進、統合評価モデルの活用による世界規模での温室効果ガス排出抑制策(緩和策)や気候変動に対する影響、適応策の総合的評価などの成果が得られました。

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第113号
「循環型社会研究プログラム(重点研究プログラム)平成23~27年度」

SR-113 表紙
SR-113-2016

 本報告書は、国内外での循環型社会づくりを目指して「国際資源循環に対応した製品中資源性・有害性物質の適正管理」「アジア地域に適した都市廃棄物の適正管理技術システムの構築」「地域特性を活かした資源循環システムの構築」という3つの研究プロジェクトを実施した研究成果を取りまとめたものです。その結果、国内外の物質フロー・サプライチェーン、準好気性埋立技術のアジア地域に適した設計手法、地域資源循環システムの方向性と戦略側面などについて明らかになりました。

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第116号
「生物多様性研究プログラム(重点研究プログラム)平成23~27年度」

SR-116 表紙
SR-116-2016

 本報告書は、生物多様性条約第10回締約国会議で採択された「生物多様性戦略計画2011-2020及び愛知目標」の達成への貢献を目的として行われた研究プログラムの成果をまとめたものです。リモートセンシングや遺伝子解析などの手法を生かした生物多様性の評価方法の開発、侵略的な外来昆虫の防除技術の開発、将来の気候変動がサンゴ礁など脆弱な生態系に与える影響の予測、効果的な保護区の設計手法の開発などの成果をあげました。

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第117号
「流域圏生態系研究プログラム(先導研究プログラム)平成23~27年度」

SR-117 表紙
SR-117-2016

 本報告書は、国内の流域圏(筑波山森林、恋瀬川、霞ヶ浦、東京湾)と国外の流域圏(メコン川)を対象として、生態系機能の評価手法の開発、生態系機能・サービスと環境因子の関係評価、および生態系サービスや生物多様性の保全のためのダム貯水池管理について取りまとめたものです。

 窒素飽和現象に注目した森林域-河川-湖沼が連なる流域圏では、手法の開発、連動関係の評価、モデル解析とシナリオ構築を行いました。メコン川では漁業生産に注目して持続的な生態系サービスのあり方や、生態系サービスと生物多様性の保全・回復を目指すダム貯水池管理について提言をまとめました。

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第118号
「環境都市システム研究プログラム(先導研究プログラム)平成23~27年度」

SR-118 表紙
SR-118-2016

 本報告書は、都市の社会・経済と環境特性に応じた課題の克服と地域の成長が調和する将来ターゲットの設計や、そこへ到達する地域、都市、地区スケールの環境技術と政策の複合システムを描く計画手法と評価体系に関する研究成果について取りまとめたものです。特に、コベネフィット型環境技術・施策システムのパッケージを開発する方法論を構築した点と、環境負荷低減・影響緩和効果の評価を踏まえた都市・地域発展シナリオを提示した点が、新しい知見と考えられます。

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第121号
「先端環境計測研究プログラム(先導研究プログラム)平成23~27年度」

SR-121 表紙
SR-121-2016

 本報告書は、変化し続ける人間活動の環境への影響を早期に見逃しなく捉えて適切な対応をとるために、環境の計測手法のさらなる高度化を目指した研究プログラムの概要と成果をまとめたものです。地球温暖化問題や有害化学物質、水銀の適正管理、大気微粒子の越境汚染などを主たる対象として、網羅的な分析手法の開発、遠隔分光計測手法の高度化、さらに同位体や大気微量成分を用いた新たな環境トレーサーの開発を進めました。ヨウ化メチル濃度と太平洋十年規模振動との間によい相関を見出すなど、その成果は80報を超える学術論文などに結実しています。

関連記事