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国立環境研究所年報 平成3年度(A-17-'92)(平成4年8月発行)

 平成3年度の研究活動、研究成果の発表状況、3センター(環境情報センター、地球環境研究センター、環境研修センター)の業務、研究施設の利用状況等、国立環境研究所の1年間の活動状況をまとめたものである。研究活動では、社会的な要請の大きい課題として、特別研究13課題及び地球環境研究総合推進費(環境庁)による研究13課題が実施された。環境にかかわる各分野における基礎的研究として経常研究132課題が行われ、地方公害研究所との共同研究 20課題が実施された。このほか環境保全総合調査研究促進調整費(環境庁)による研究1課題、国立機関原子力試験研究費、科学技術振興調整費、海洋開発及び地球科学技術調査研究促進費(科技庁)による研究24課題が実施された。研究成果については、国環研出版物(特別研究報告8、9号、資料31〜41号、地球環境研究センター報告6件)、学協会誌等への誌上発表及び学会等での口頭発表の一覧が掲載されている。

(編集小委員会委員長 近藤矩朗)

国立環境研究所特別研究年報 平成3年度(AR-5-'92)(平成4年8月発行)

 この年報は平成3年度に行われた特別研究成果をまとめたものである。特別研究は地域環境研究グループの下で、問題解決を目指して集中的に実施するプロジェクト研究であり、目的に応じて、所内外から広く研究スタッフを募ってチームを構成し、行政ニーズ、社会ニーズに対応した成果を目指すものである。

 テーマ名は「先端技術における化学環境の解明に関する研究」、「環境容量から見た水域の機能評価と新管理手法に関する研究」、「大都市圏における環境ストレスと健康に係わる環境保健モニタリング手法の開発に関する研究」、「広域都市圏における交通公害防止計画策定のための環境総合評価手法に関する研究」、「粒子状物質を主体とした大気汚染物質の生体影響評価に関する実験的研究」、「水環境における化学物質の長期暴露による相乗的生態系影響に関する研究」、「トリクロロエチレン等の地下水汚染の防止に関する研究」、「有害廃棄物のモニタリングに関する研究」、「有用微生物を活用した小規模排水処理技術の開発と高度化に関する研究」、「都市域における冬期を中心とした高濃度大気汚染の予測と制御に関する研究」、「閉鎖性海域における水界生態系機構の解明および保全に関する研究」、「環境保全のためのバイオテクノロジーの活用とその環境影響評価に関する研究」、「湿原の環境変化に伴う生物群集の変遷と生態系の安定化維持機構に関する研究」の以上13課題であり、これらを幅広く理解を得るために簡潔にまとめたものである。

(地域環境研究グループ統括研究官 内藤正明)

国立環境研究所地球環境研究年報 平成3年度(AG-2-'92)(平成4年8月発行)

 国立環境研究所では、地球環境研究グループを中心に地球環境研究総合推進費によるプロジェクト研究を平成2年度より遂行しているが、本報告書は平成3年度の研究成果を分かりやすく取りまとめたものである。本プロジェクトは「オゾン層の破壊」、「地球の温暖化現象解明」、「地球の温暖化影響対策」、「酸性雨」、「海洋汚染」、「熱帯林の減少」、「野生生物種の減少」、「その他の地球環境問題」、「総合化研究」、「課題検討調査研究」の各分野・カテゴリーに分けられ、それぞれにいくつかの課題がたてられ研究が進められている。本報告書では各分野ごとに研究の全体像が述べられた後、45課題のそれぞれについて研究の内容と成果が図表を交えて紹介されている。

(地球環境研究グループ統括研究官 秋元 肇)