国立環境研究所研究報告R-182-2004
「NIES-Collection LIST OF STRAINS Seventh Edition 2004 Microalgae and protozoa」
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本書は国立環境研究所微生物系統保存施設に保存されている微生物培養株のリストである。微細藻類24綱1,215株と原生動物6株を掲載している。第6版を出版した2000年以降に寄託された株等460株余りが追加された。微細藻類については,現在知られているほとんどの綱を網羅する多様な分類群が保存されていることになる。18Sリボソーム遺伝子の塩基配列解析による保存株の分類学的再検討を行った結果も反映されている。また,新たに寄託された,いわゆる無色鞭毛虫も加えられた。今後はこれらの生態学的にも系統進化学的にも重要な株の収集にも力を注ぎたい。
種名,産地,履歴等の株データの他に培養方法,培地組成や作成方法等を掲載しているが,第7版では,これらに加えて凍結保存株,有毒株,及び遺伝子データのリストを掲載した。特に遺伝子データは274株572件に及んでいる。また,株の移転に関する同意書(MTA)を整備した。ホームページの充実が第一であるが,是非ご利用いただきたい。
改良型大気周縁赤外分光計ILASは,高緯度地域の成層圏オゾン層を監視・研究するために環境省が開発した衛星搭載センサである。ILASの搭載衛星ADEOS(「みどり」)は,1996年8月に宇宙開発事業団(NASDA,現在の宇宙航空研究開発機構JAXA)のH-Uロケットにより種子島宇宙センターから打ち上げられ,1997年6月30日に衛星の電源系統の異常により運用を停止した。この間にILASによって大量の観測データが取得され,当所において処理されたオゾン濃度分布などのプロダクトが,国内外の研究者に提供されている。これに並行してデータ質の評価,各種検証データによる検証解析が進められ,それらの検討結果に基づく処理アルゴリズムの改訂とデータの再処理が継続して行われた。本報告書は,主としてこれまでのデータバージョンの推移の概要,平成14年3月に最終バージョンとして作成されたILAS Version 6.0データについての概要,検証実験データの解析,他衛星データとの比較結果を中心に取りまとめたものである。
