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残留性有機汚染物質の包括網羅分析に基づくマスバランス解析と生態リスクの時系列評価(令和 2年度)
Evaluation of temporal trends of ecotoxicological risk and mass balance of persistent organic pollutants based on an integrated and comprehensive analysis

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
2023CD004
開始/終了年度
2020~2023年
キーワード(日本語)
残留性有機汚染物質,有機ハロゲン化合物,マスバランス解析,包括網羅分析,毒性同定評価
キーワード(英語)
Persistent organic pollutants,Halogenated organic compounds,Mass balance analysis,Non-target analysis,Toxicity identification and evaluation

研究概要

本研究では、先行研究等で採取した国内複数地点の湖沼・沿岸の堆積物柱状試料(底質コア試料)および愛媛大学の「生物環境試料バンク」に保存されている野生鳥類・陸上哺乳動物の組織試料を活用し、近年国際的に注目されている残留性有機汚染物質(POPs)および代替/類縁物質について先端分析機器による一斉網羅分析を実施し、汚染実態の時系列評価や発生源解析を行う。加えて、残留性・生物蓄積性の有機ハロゲン化合物の包括指標として総有機態ハロゲン(TOX・EOX)に着目し、個別物質や化学形態別の分析結果と統合することで、既知/未知物質のマスバランスを時系列的に解析する。さらにin vitro生物試験を活用したダイオキシン様毒性や内分泌かく乱活性の毒性同定評価を行い、既存・新規POPsや潜在的活性物質の生態リスクについて包括的に評価する。本研究により、既知のPOPsだけでなく、今後POPs候補となりうる類縁化合物含め、その環境負荷の過去復元と将来予測および生態リスクに関する貴重な基礎情報が得られるものと期待される。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

本研究では、「底質コア試料」と「野生鳥類・陸上哺乳動物試料」を、それぞれ残留性汚染物質の“記録媒体”および“曝露指標”として位置づけ、以下5つのサブテーマに従って研究を実施する。

サブテーマ1:POPs・関連OHCsの一斉分析と底質コア試料を用いた時系列評価
サブテーマ2:POPs・関連OHCsの一斉分析とシナントロープを対象とした生態リスク評価
サブテーマ3:TOX・EOXの包括・スペシエーション分析とマスバランス解析
サブテーマ4:ノンターゲット網羅分析法によるPOPs様物質の探索・同定
サブテーマ5:in vitroバイオアッセイパネルを用いた内分泌かく乱活性等の毒性同定評価

今年度の研究概要

国立環境研究所は、サブテーマ4とサブテーマ5を担当する。今年度は、サブテーマ4においてOHCsノンターゲット網羅分析系の改良、サブテーマ5においてin vitro生物試験スクリーニングテストを実施する。

外部との連携

愛媛大学、京都大学及び国立環境研究所の共同研究。研究代表者は、愛媛大学の高橋真教授。

課題代表者

鈴木 剛

  • 資源循環・廃棄物研究センター
    基盤技術・物質管理研究室
  • 主任研究員
  • 農学博士
  • 生化学,化学
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担当者