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平成30年度化学物質の内分泌かく乱作用に関する試験法開発に係る業務 (平成 30年度)
FY2018 Development of Testing Methods Regarding Endocrine Disrupting Effects of Chemicals

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1818BY005
開始/終了年度
2018~2018年
キーワード(日本語)
女性ホルモン,抗男性ホルモン,幼若ホルモン,脱皮ホルモン
キーワード(英語)
estrogens,antiandrogens,juvenile hormone,ecdysone

研究概要

環境省では、平成28年6月に「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応— EXTEND2016 —」を取りまとめ、EXTEND2010(平成22年7月取りまとめ)における取組の成果と課題を踏まえ、作用・影響の評価及び試験法の開発や環境中濃度の実態把握及びばく露の評価、リスク評価及びリスク管理、化学物質の内分泌かく乱作用に関する知見収集ならびに国際協力及び情報発信の推進、といった具体的方針を掲げている。
このため、まだ十分確立されていない試験法について、引き続き開発を進める必要があるとともに、OECD 等で進められている試験法確立に今後も積極的に協力し、国際的な貢献を行う必要がある。
本業務は、これらを踏まえて、主に魚類、及び無脊椎動物を対象とした各種試験の実施や情報収集、必要な検討を通して、試験法の確立及び影響を評価するため必要な基礎的知見の集積を行い、試験の開発・適正化に向けた取組みを進めるととともに、併せてOECD、日米・日英二国間協等の国際的な取組への貢献に資することを目的として実施するものである。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

幼若メダカを用いて化学物質の抗男性ホルモン様作用を検出するスクリーニング試験法(以下、「幼若メダカ試験」)について、OECDガイダンスドキュメント化に向けた取り組みを実施する。
また、メダカ短期繁殖毒性試験(OECD TG229)を2物質で行った際の複合的影響について調査する。
さらに、EXTEND2016での評価に資するために、第二段階試験である「Medaka Extended One Generation Reproduction Test (MEOGRT)」を実施することの根拠とする科学的知見を検討及び最新の知見の収集等を行う。
これまでに試験プロトコール案が作成されているミジンコを用いた化学物質の幼若ホルモン様作用のスクリーニング試験法の開発に向けて、検証試験を実施するとともに、試験法の有効性及び妥当性等について検討する。さらに、化学物質の脱皮ホルモン様作用を検出するための試験法の開発に向けた取り組みを実施する。

今年度の研究概要

幼若メダカを用いて化学物質の抗男性ホルモン様作用を検出するスクリーニング試験法(以下、「幼若メダカ試験」)について、OECDガイダンスドキュメント化に向けた取り組みを実施する。
また、メダカ短期繁殖毒性試験(OECD TG229)を2物質で行った際の複合的影響について調査する。
さらに、EXTEND2016での評価に資するために、第二段階試験である「Medaka Extended One Generation Reproduction Test (MEOGRT)」を実施することの根拠とする科学的知見を検討及び最新の知見の収集等を行う。
これまでに試験プロトコール案が作成されているミジンコを用いた化学物質の幼若ホルモン様作用のスクリーニング試験法の開発に向けて、検証試験を実施するとともに、試験法の有効性及び妥当性等について検討する。さらに、化学物質の脱皮ホルモン様作用を検出するための試験法の開発に向けた取り組みを実施する。

外部との連携

愛媛大学農学部 鑪迫典久教授
横浜市立大学 井口泰泉客員教授

課題代表者

山本 裕史

  • 環境リスク・健康領域
  • 副領域長
  • Ph.D.
  • 化学,生物学,土木工学
portrait

担当者

  • 山岸 隆博環境リスク・健康領域
  • 渡部 春奈環境リスク・健康領域
  • 阿部 良子
  • 小塩 正朗
  • 八木 文乃
  • 新宅 洋子
  • 高橋 裕子