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リマンを柱とする広域マルチバリュー循環の構築(平成 30年度)
Development of multi-value circulation based on remanufacturing

予算区分
TZ JST-その他
研究課題コード
1717TZ001
開始/終了年度
2017~2018年
キーワード(日本語)
リマニュファクチュアリング,残存価値
キーワード(英語)
Remanufacturing,Retained value

研究概要

本研究ではリマニュファクチャリング(リマン)を柱とする資源・製品の広域マルチバリュー循環の実現を目指し、そのための要素技術開発と社会普及策構築を行う。本研究の中でリマンに関わる、(1)金属表面修復技術の開発、(2)信頼性評価技術の開発、(3)生産管理法の開発、(4)品質標準化制度の検討、(5)広域マルチバリュー循環のデザインと効果推定、を推進する。またリマンに関わる産学連携体制の構築を進める。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

本研究開発ではリマンを柱とする広域マルチバリュー循環の実現を目指し、リマンについて以下の開発と構築を行うことをPOCとする。
(1) 金属表面修復技術の開発
(2) 信頼性評価技術の開発
(3) 生産管理手法の開発
(4) 品質標準化制度の検討
(5) 広域マルチバリュー循環のデザインと効果測定
(6) 産学連携体制の構築
本研究では最終的な対象製品を自動車パーツとする。自動車パーツは今日リマンの重要な対象の一つであり、また希少資源・クリティカルマテリアルの使用は増加傾向にあり、さらに自動車の生産・普及の量は今後もアジアを中心に大きな拡大が見込まれ、さらには自動車産業は我が国の基幹産業でもあることから、経済・資源・環境・産業のインパクトが大きいと期待される。ただし研究の過程では、自動車パーツよりも特にメーカーによるリマンが先行している航空機や重機・建機のパーツ等のリマンとも連携し、あるいはそれらを対象として開発を進め、最終的に自動車パーツへの展開を可能にすることを図る。

今年度の研究概要

(1) 研究項目1:金属表面修復技術の開発
・ 航空機タービン材相当試験片を対象として表面部分修復を実施する。既存の金属表面修復装置を用いて、コーティング材等の冶金学的パラメータを抽出する。
・ メッキ法による金属表面修復のリマンへの適用可能領域の探索を行う。
担当:村上(物材)、廣瀬(産総)、栗田(産総)、松本(産総)
(2) 研究項目2: 信頼性評価技術の開発
・ 航空機タービン材を対象として、修復状態の定量化のために、最終破断寿命に対して寿命比で示される中断損傷材を作成し、表面損傷状態の経時的変化の分析を行う。
・ 非破壊検査法等の信頼性評価技術のリマンへの適用可能領域の探索を行う。
担当:早川(物材)、廣瀬(産総)、中住(産総)
(3) 研究項目3: 生産管理手法の開発
・ 需要タイミング推定システムの仕様を作成し、プロトタイプ構築を開始する。
・ 作業者支援システムの仕様を作成し、プロトタイプ構築を開始する。
担当:松本(産総)、岩本(産総)、中住(産総)
(4) 研究項目4: 品質標準化制度の検討
・ 既存の品質標準の事例の調査を行い、リマン製品の品質標準と要求仕様の基本枠組みを検討する。
担当:増井(産総)、松本(産総)
(5) 研究項目5: 広域マルチバリュー循環のデザインと効果推定
・ リサイクル・廃棄物処理に伴う物質と価値の散逸機構を同定し、さらに、リマン等による散逸回避の効果の定量化方法を構築する。国内市場の大きな部材・製品群や特徴的な散逸機構を有する部材・製品群を解析事例として事例解析に取り組む。
・ リマンの対象になり得る自動車等部品の検討を行う。解体に要する工数、中古部品流通量および再生技術の調査、さらにリマンにより回避される環境負荷排出ポテンシャルの推計を行う。
 担当:中島(国環)、南斉(国環)、松野(千葉)、吉村(千葉)
(6) 研究項目6: 産学連携体制の構築
・ 企業ヒアリングを実施し、リマンの重要研究課題の特定を行う。
 担当:松本(産総)、松野(千葉)

外部との連携

代表者:松本 光崇(産業技術総合研究所)
外部との連携:産業技術総合研究所、物質・材料研究機構、千葉大学

課題代表者

中島 謙一

  • 資源循環・廃棄物研究センター
    国際資源循環研究室
  • 主任研究員
  • 博士(工学)
  • 工学,材料工学
portrait

担当者