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東日本大震災により海洋環境に放出された残留性有機汚染物質の動態解明と影響評価(平成 30年度)
Study on impact and dynamics of persistent organic pollutants discharged into marine environment by the Great East Japan Earthquake

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
1719CD028
開始/終了年度
2017~2019年
キーワード(日本語)
残留性有機汚染物質,大量海水ろ過装置
キーワード(英語)
Persistent organic pollutants,Large-volume seawater filtration apparatus

研究概要

東日本大震災によって陸域から海洋環境に放出された物質は放射性物質だけではなく、例えば栄養塩や我々の日常生活・産業活動で使用された多種多様な人為起源の化学物質もあわせて放出されたと推測される。本研究では、投げ込み式の大量海水ろ過装置を開発し、仙台湾を含む関東地方から東北地方に及ぶ太平洋沿岸を対象に本装置を用いて残留性有機汚染物質を網羅的に捕集し、その鉛直分布を明らかとする。さらに、海水流動や海洋における物質循環を解析する上で有効な化学トレーサーを指標に用いて、陸域由来の環境汚染物質の流入実態の解明を試みる。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

仙台湾および三陸沖海域において海洋観測を実施し、どのような化学物質が海水中に存在するのかを深度別に調査することで化学物質の鉛直プロファイルを得るとともに、海水流動や海洋における物質循環を解析する上で有効な化学トレーサーを用いて、当該海域に残留する有機汚染物質の汚染実態を解明する。すなわち、(1)残留性有機汚染物質の捕集に適した投げ込み式の大量海水ろ過装置の最適化を行い、(2)三陸沖海域の汚染実態の把握を進め、(3)陸域由来の環境汚染物質の流入実態と動態解明を試みる。

今年度の研究概要

平成29年度航海における取得データの同定解析(誤同定の確認等を含む)を年度前半に実施する。また、これまでの結果を受けて、観測点位置や数を変更しつつ、東北沖海域での実海域調査を前年度に引き続き実施する。あわせて、当該海域における環境汚染物質の環境動態の情報収集を実施し、特に陸域由来の環境汚染物質による汚染状況を推定するため、環境汚染物質の使用形態や海域別の使用量、水溶解度や水中分解性等の環境動態に影響する情報の収集ならびに先行調査事例の解析を進める。

関連する研究課題

課題代表者

高澤 嘉一

  • 環境計測研究センター
    応用計測化学研究室
  • 主任研究員
  • 博士 (工学)
  • 工学,理学
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担当者