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東南アジアおよび南アジアにおける大気汚染改善を目的とした将来エネルギーシナリオの研究(平成 29年度)
Study on future energy scenarios aiming at air quality improvement in Southeast and South Asia

予算区分
MA 委託請負
研究課題コード
1717MA002
開始/終了年度
2017~2017年
キーワード(日本語)
排出インベントリ,大気汚染,大気質シミュレーション,アジア
キーワード(英語)
Emission inventory,Air pollution,Air quality simulation,Asia

研究概要

アジア諸国は急速な経済発展を続けている一方、エネルギー消費量とCO2排出量の増大、さらには著しい大気汚染が懸念されている。持続可能な発展のためには、経済発展とエネルギー消費量およびCO2排出量の削減、ならびに大気質の改善を両立させる対策の立案が求められている。本業務では、昨年度に引き続き、各国の研究機関と連携し、エネルギー消費量データの収集と予測、CO2および汚染物質排出インベントリの構築、それを用いた3次元大気質シミュレーションの実行を通して、各国における効果的な対策の立案に資する知見を提供することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

(1)CO2および汚染物質排出インベントリの構築
インドの全域からデリー周辺のNational Capital Region(NCR)ならびにムンバイ周辺、タイの全域からバンコク、インドネシアのジャカルタのマルチスケールを対象とし、各国の研究機関と連携しながら、現在年のエネルギー消費量等の活動量と排出係数のデータ収集を行い、それらを基にCO2と汚染物質の排出インベントリを構築する。特に、道路輸送部門に関しては、使用する活動量と排出係数の妥当性を精査し、データの信頼性の向上に努める。また、各国の行政または研究機関が想定するエネルギー消費量等の活動量の将来シナリオが入手できれば、それらを基にCO2と汚染物質排出量の将来予測を行う。
(2)各国の3次元大気質シミュレーション実行
(1)で構築される現在年の排出インベントリを用い、インド、タイ、インドネシア各国の全域から都市域のマルチスケールを対象とする3次元大気質シミュレーションを実行できる計算機環境を構築し、各種汚染物質の大気中濃度を算出する。得られた結果を観測データと比較検証することにより、排出インベントリの問題点を見出し、改良に結びつける。また、(1)において複数のシナリオに基づく将来年の排出インベントリが構築されれば、それらを用いた汚染物質濃度の将来予測を行い、大気質改善のために必要とされる対策を見出す。
(3)アジア全域の3次元大気質シミュレーション実行
(1)で構築される現在年の排出インベントリを組み合わせて使用し、アジア全域から主要なメガシティのマルチスケールを対象とする3次元大気質シミュレーションを実行し、各種汚染物質の大気中濃度を算出する。また、主要なメガシティの大気質に対する域内各種発生源と域外からの輸送の影響を評価する。

今年度の研究概要

同上

外部との連携

清華大学(中国)、TERI(インド)、KMUTT(タイ)、ITB(インドネシア)、IIASA(オーストリア)

課題代表者

茶谷 聡

  • 地域環境研究センター
    大気環境モデリング研究室
  • 主任研究員
  • 博士(理学)
  • 工学,理学
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