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機器分析と溶出特性化試験を組合せた自然・人為由来汚染土壌の判定法の開発(平成 29年度)
Development of A New Simple Method Arranged by An Extraction and Chemical/Structural Analyses for Determining Origin of Pollutants in Soils

予算区分
BA 環境-推進費(委託費)
研究課題コード
1618BA003
開始/終了年度
2016~2018年
キーワード(日本語)
自然由来汚染,重金属汚染土壌
キーワード(英語)
Natural-Originated Pollution,Heavy Metal-Contaminated Soils

研究概要

大規模工事によって、土壌溶出量基準を超過する自然由来汚染土壌が、今後大量に発生することが見込まれている。自然由来汚染土壌に含まれる重金属類は、元来近くに含有される低濃度のものであるため、地下水や周辺環境を汚染するリスクが極めて低いと考えられる。しかし、土壌汚染対策法の溶出基準をわずかでも超過すると汚染土壌の判定がなされるため、汚染のリスクが極めて低くても汚染土壌浄化施設での処理や管理型処分場等への搬出といった過剰な対策がとられる傾向にある。自然由来汚染土壌を対象とした環境安全性を評価する方法は、国際的にも確立していない。本研究では、人為および自然由来汚染土壌に見られる特徴の違いを明らかにするとともに、それらの判別の簡易化について検討する。最終的には、汚染起源の判定に必要な機器分析・溶出試験の組み合わせを考案し、その妥当性を汚染起源が未知の試料を用いて検証することによって、実務的な汚染起源の判定法の開発を目指す。さらに、自然由来汚染土壌を、盛土などの建設土として有効活用する場合の溶出特性を評価し、合理的なリスク管理手法を見出す。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

各種機器分析と溶出特性化試験を連携させて、人為および自然由来汚染土壌の特徴を明らかにする。汚染起源の判定に資するためのデータベースを構築し、汚染起源を判別するための機器分析と溶出試験を組み合わせた判定フローチャートを作成する。最終的にこれを検証することによって、実務的な最適判定法の開発を目指す。

今年度の研究概要

自然汚染由来土壌の顕微鏡観察による鉱物種の判定と溶出試験法の検討を行う。汚染元素の化学形態を考慮しながら、溶媒の種類・濃度・液固比・溶出時間をパラメトリックに検討し、最適な溶出試験方法を決定する。溶出試験前後の試料に対して、微細形態・元素組成・結晶構造の情報を得ることにより、設定した試験条件の妥当性の検証を試みる。

外部との連携

研究代表者 橋本洋平(東京農工大)

課題代表者

肴倉 宏史

  • 資源循環・廃棄物研究センター
    循環利用・適正処理処分技術研究室
  • 室長
  • 博士(工学)
  • 工学
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担当者