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生態影響の包括的・効率的評価体系構築プロジェクト(平成 29年度)
Project to build a system evaluating ecological effect comprehensively and effectively

予算区分
AA 課題解決型
研究課題コード
1620AA044
開始/終了年度
2016~2020年
キーワード(日本語)
生態毒性,東京湾,総排水毒性
キーワード(英語)
ecotoxicology,Tokyo Bay,WET

研究概要

化学物質が生態系へ及ぼす影響指標を包括的に体系化するために、インシリコ(in silico)、インビトロ(in vitro)、インビボ(in vivo)の生態影響試験に関する諸外国での動向調査を元にして、包括的かつ効率的な化学物質管理のために必要な試験法について幾つかのプロトコールを作成する。上記の生態影響試験法を河川や湖沼水等への応用を検討する。また沿岸生態系保全のための評価体系及び対策の提案を行うため、東京湾や福島沿岸など人為環境負荷が懸念される沿岸生態系での環境因子を野外調査により究明する。
多種多様化する化学物質に適応する新たな管理手法として生態影響試験法の充実と、実環境中での実態把握と評価の実効性の確認を行い、それらを包括して効率的な生態影響の評価体系の確立に取り組む。2016年度は、新たな生物試験法の開発、化学物質による複合曝露の評価手法の検討、および東京湾と福島県の沿岸調査を行う。次年度まで継続し、2018年よりAOPの構築、新規試験法のガイドライン化、数値モデルによる生態影響を予測・評価するための手法構築を行う。特に、個体群動態への寄与が大きい生活史初期の大量斃死を引き起こす要因、および再生産を阻害する因子について重点的に調査を行う。
また、食物網解析により低次〜高次栄養段階間の種間関係を明らかにし、生物学的な要因が生物相変化におよぼす寄与についても評価する。最終年は総合的かつ複合的な課題について連携を図る。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

今年度の研究概要

化学物質の多種・多様化に伴い、それらを評価する試験系の充実を引き続き行う。甲殻類ホルモンのAOPを完成させ、IATAを基にした包括的なリスク評価手法の確立を目指す。具体的には、網羅的な化学物質管理に資するために必要な生物試験の系を構築する。また引き続き人為環境負荷が懸念される東京湾や福島県沿岸など沿岸生態系での環境因子と生物相変化との関連性を、野外調査等により究明する。
野外調査により個体群・群集レベルにおける生物相変化の実態把握も継続して行う。
室内実験と野外調査の結果から示唆される環境影響因子の探索も引き続き行う。

外部との連携

愛媛大学農学部

課題代表者

山本 裕史

  • 環境リスク・健康研究センター
    生態毒性研究室
  • 室長
  • Ph.D.
  • 化学,土木工学,生物学
portrait

担当者