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高線量地域からの放射性セシウムの河川・湖沼への流出評価と湖底の放射能マップ作成(平成 26年度)
Mapping of radiocesium in the lake sediment and evaluation of inflows from rivers situated in the high dose rate area

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
1214CD010
開始/終了年度
2012~2014年
キーワード(日本語)
放射性核種,堆積物,霞ヶ浦
キーワード(英語)
radionuclide, sediment, Lake Kasumigaura

研究概要

原発事故により局所的に高線量となった地域から水系を通じて湖沼等への放射性物質の流入が起きているが,水道,農業,漁業など多目的に利用されている湖沼が下流域にある場合,湖沼を除染放射性物質のリザーバーと単純に位置づけることには問題がある.本研究では,原発事故直後の4月から開始した霞ヶ浦底質放射能測定を拡張し,水面下にあって遠隔的な計測法では観測できないの湖底での放射性セシウムのマッピングを行う.また,放射性セシウムが高濃度に蓄積した地域を対象に,粒子態・溶存態による流入,湖内沈降・湖内移動を観測し,他の課題で実施している生物への移行・蓄積と合わせて放射性セシウムの動態解析を行う.

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:

全体計画

霞ヶ浦での湖底堆積物中の放射性セシウムの詳細な水平分布を示すマッピングを行う.放射性セシウムは鉛直及び水平方向への移動が想定されるため,水平分布については研究期間での年次的な変化を追跡する.また,鉛直分布については数点の定点において経時的な観測を行う.また,河川からの流入負荷特性についても一斉分析と経時的な観測を組み合わせて,特に線量の高い地域からの負荷特性を把握する.これらの湖水や底泥を介しての生物への移行やヒト曝露量の変化についても視野に入れつつ,解析を行う.

今年度の研究概要

メッシュ状に80点以上の霞ヶ浦底泥を採取し,放射性セシウムの湖底におけるマッピングを行い,前回の結果との比較により,放射性セシウムの蓄積と水平的な移動について評価する.また,数点での湖底泥の深さ方向の分析により,放射性セシウムの鉛直方向への移動について計測する.また,他課題と連携し出水時の負荷や生物中の放射性セシウムの現存量についてデータ採取する.

関連する研究課題
  • 0 : 地域環境研究分野における研究課題
  • 0 : 環境計測研究分野における研究課題
  • 23048 : 多媒体環境における放射性物質の動態解明及び将来予測

課題代表者

田中 敦

  • 環境計測研究センター
    基盤計測化学研究室
  • 室長
  • 理学士
  • 化学
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